第8回アレクサンダー・テクニーク国際コングレス感想集
中白 順子
第8回 A.Tコングレスがスイスのルガノで開催されました。ルガノの街はイタリア語圈なので、看板や標識全てイタリア語で、スイスと言うよりイタ リアの街並みでした。コングレスセンターの近くにルガノ湖もあり、良い環境でした。でも、朝から夕方まで授業だったのでゆっくり観光できなかったのが残念 でした。
レッスンは通訳の件で日本人だけのためのレッスンを受けることができたので、少人数でゆったりと受けることができラッキーでした。毎回思うことですが、 教師によってハンズオンの違いや、指導の仕方も違います。始めてオーストラリアのコングレスに参加したときには、どれが本当のアレクサンダー・テクニーク かと思うぐらい違いを感じましたが、今回は違いを明確に感じることができ、自分のワークでは何を大事にすべきか、またどういった指導をしていくかが、クリアーになりました。でもやはり、頭で理解していてもすぐ実践で正確に使えるか?と言ったら時間がかかります。決して諦めず着実に自分のワークに活かしてい きたいと思います。今回コングレスに参加するにあたって谷村先生並びに、沢山の方々にお世話になり、みんな無事に帰ってこられたことに感謝しています。ありがとうございました。
北村 洋子
今回のルガノのコングレスでは、レベルの高い先生からの指導をたくさん受けられ、とても充実した面白い日々でした。私自身、前回のコングレスでは わからなかったことが理解できるようになっていて、この4年間の学びの深まりを感じました。そして何よりもリカさんの大きさと、谷村先生の指導が誰より も、間違いなくアレクサンダー・テクニークの正しい探究のもとに行われているという確信をさらに深めることができました。
そして、歴史・文化・言葉の違いはあってもタッチを通して通じ合える人間としてのつながりを強く感じ、水がサイクルしているように、人間も大きな流れの 中でつながっているということを実感しました。また、タッチをするとき忘れがちな相手に対する心 (静かさがなくて自分のことで精いっぱい) の大事さも改めて強く認識しました。
面白いことに、毎日がいわゆる洋食で、朝はハム・サラミで始まり昼・夜はピザ・スパゲテイ・ラザニアなどでも別に日本食が食べたいともあまり思わず、そ の時食べられるものでいいし、また帰る頃になっても早く日本に帰りたいとも思わず、このまま居てもいいし帰ってもいいみたいな軽さがあって、あまりこだわ りがなくなっている自分に気づきました。そして、スイス・イタリアの人たちが、土・日・休日をしっかり休んで(お土産が買えなかった)、昔ながらの生活を 大事にしているのを見て、日本人があまりにも快適な生活を追求しすぎているのではないかという気持ちになって帰ってきましたが、うーんヤッパリ日本は快適かも・・・でした。
山下 愛
初めてコングレスに参加しました。参加者は世界各国から集まっていて、その学ぶ姿勢、皆とても真剣でした。そんな雰囲気の中にいるだけでたくさんのエネルギーを貰うことができたような気がします。また、今回はリカさんと師を同じくするベテランの先生方のワークを受けることができました。その先生方 の姿勢や立ち居振る舞いはとてもきれいで、笑顔や人柄もすばらしかったです。自分が学んでいるものが本当に正しいものなのだという確信が持てるようになり ました。
私事ですが来年からはトレーニングコースにチャレンジすることに決めました。
木脇 純子
今回のコングレスが初参加の私にとって私たちが日頃日本で受けているワークだけでなくあらゆる角度からその先生独特のワークが受けることができて 新たな発見や経験ができました。また、何の不安もなく見聞きすることすべてが新鮮でその中に自分が溶け込んでいることに驚きました。これも言葉がわからな くても、日頃日本で受けているワークがその根底でつながっていて、共通の言語として始めての先生方とハンズオンを通してコミニュケーションできたからだと思いました。本当に参加してよかったという気持ちでいっぱいです。
山本 久美
直前まで都合がつくかどうかわからずどぎまぎしていましたが、他のもろもろの都合を押し切って行ってよかったです。コングレスでは、シモエルさんをはじめリカさん、ルースさん、ピンカスさん、トミーさんといったか一流の方々のワークに触れて『ワー、すごいなぁ・・・こんなワークができるようになれたらなぁ・・・』と心揺さぶられました。本物に触れられてこれからも学び続けたいと改めて思いました。先生方のワークを受けた後はその流れの中でハンズオンがスムースにできて嬉しかったです。
森澤 慶子
日頃の仕事や家事をはなれて世界のトップレベルの先生方からワークを受けることができて本当によかったです。何もしないでただ立っているだけで生 命エネルギーが体中に流れ始め先生との無言の交流が始まります。言葉が通じなくても何の不自由も感じませんでした。こういうことが満喫できたのも約2年半 トレーニング・コースを受けるチャンスを頂き、根気よくワークを続けてきた成果だと思っています。ワークを思い出したように時々受けるだけではわからなかっただろうと思います。英司先生、順子先生の日頃からのご指導に改めて感謝の気持ちを感じています。おかげさまでスイスは私にとって良い思い出の場所と なりました。
鹿島 啓子
今回のコングレスに参加するに当たって私なりの目標がありました。ドイツのフライブルグ、イギリスのオックスフォードと過去二回の参加ではそれぞれの先生とのワークのとき心もからだもカチンコチンで何も感じることができませんでした。でも今回は、はっきりと先生方の手を通して流れてくる方向性を感 じ、そしてそのダイレクションを通じて交流ができた気がしました。この交流ができたことに大変満足しています。おかげさまで5人の世界のトップレベルの先 生にワークを受けることができたのですが、共通して指摘されたのが精神的に頑張りすぎて、まじめになり過ぎて自分自身を固くしてしまうということでした。 いつも英司先生から指摘されていることと同じことでした。
最後に日頃何気なく受けているレッスンのレベルが高いことを実感しました。英司先生、順子先生に出会えて本当にラッキーだったと思いました。私の選択は間違っていませんでした。
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